(2025/04/22)
森トラストリート投資法人が、第46期(2025年2月期)決算を発表した。 第46期は、「橋本MTRビル」の残り50%を売却した。支払利息が増加したが、オフィスの賃料増額やホテルの変動賃料が寄与し、前期比1.1%増益。494百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,788円と前期比1.8%増となった。 期末のポートフォリオは20物件、資産規模(取得額合計)は4,619億円、有利子負債比率は47.3%。 第47期(2025年8月期)は、「仙台MTビル」を追加取得する。ホテルの変動賃料が増加するが、物件売却益がなくなることや支払利息の増加により、前期比8.4%減益を見込む。内部留保より3百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,766円と前期比1.2%減となる見通し。 第48期(2026年2月期)は、引き続きホテルの変動賃料増加を想定するが、支払利息の増加等により、前期予想比0.9%減益を見込む。内部留保より3百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,750円となる見通し。 懸念材料であるONビルの一括貸しテナントである神戸製鋼については、現時点で解約は決定していないが、引き続き退去を想定し、物件交換、単純売却、継続保有等の選択肢を検討するとともに、隣接して保有する大崎MTビルを含めた取引の可能性も視野に入れる。 引き続きオフィスやホテルの内部成長により、巡航ベースの1口当たり分配金の成長を重視する方針。
第46期実績 | 第47期予想 | 前期比 | 第48期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,820百万円 | 11,428百万円 | ▲3.3% | 11,456百万円 | 0.2% |
当期利益 | 6,859百万円 | 6,285百万円 | ▲8.4% | 6,228百万円 | ▲0.9% |
分配金総額 | 6,365百万円 | 6,288百万円 | ▲1.2% | 6,231百万円 | ▲0.9% |
1口当たり分配金 | 1,788円 | 1,766円 | ▲1.2% | 1,750円 | ▲0.9% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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