(2021/09/15)
産業ファンド投資法人が、第28期(2021年7月期)決算を発表した。 第28期は「IIF座間ITソリューションセンター」等3物件を売却した。 修繕費、固都税、減価償却費が増加する一方、前期に取得した物件の通期稼働、売却損益差引き275百万円が寄与し、前期比0.7%増益。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,266円と前期比2.0%増となった。 期末のポートフォリオは74物件、資産規模(取得額合計)は3,609億円、有利子負債比率は47.7%。 第29期(2022年1月期)は「IIF湘南ヘルスイノベーションパーク」等3物件を取得、「IIF品川ITソリューションセンター」を売却する。新規物件の収益が寄与するが、物件売却益の減少、固都税や減価償却費の増加により、前期比13.5%減益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,046円と前期比6.7%減となる見通し。 第30期(2022年7月期)は、IIF四日市ロジスティクスセンター(新築棟)とIIF厚木ロジスティクスセンターⅢの開発が始まる。前期の物件売却益の減少、固都税が増加する一方、減価償却費の減少により、前期予想比4.1%増益を見込む。IIF厚木ロジスティクスセンターⅢの再開発に伴う一時的な減収や費用増加に対し、出資の払戻しによる利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,070円と前期予想比0.8%増となる見通し。
第28期実績 | 第29期予想 | 前期比 | 第30期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,349百万円 | 16,481百万円 | 7.4% | 16,188百万円 | ▲1.8% |
当期利益 | 6,663百万円 | 5,761百万円 | ▲13.5% | 5,997百万円 | 4.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,219円 | 2,783円 | ▲13.5% | 2,599円 | ▲6.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 47円 | 263円 | 459.6% | 471円 | 79.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,266円 | 3,046円 | ▲6.7% | 3,070円 | 0.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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