(2019/03/13)
産業ファンド投資法人が、第23期(2019年1月期)決算を発表した。 第23期は「IIFつくばマニュファクチャリングセンター」の底地を取得。前期に取得した物件が通期寄与し、前期比0.2%増益、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,723円となった。 期末のポートフォリオは67物件、資産規模(取得額合計)は2,756億円、有利子負債比率は50.1%。 併せて「IIF厚木ロジスティクスセンター」を売却することを発表した。償却後NOI利回りが2.1%と、ポートフォリオの償却後NOI利回り4.8%を下回る点や、今後の収益改善が見込めない点から売却を決定した。売却額は25.6億円。簿価との差額は約10億円となる。 2期に分割して売却することにより、売却益を2期にわたって計上する。 第24期(2019年7月期)は、IIF厚木ロジスティクスセンターの共有持分50%を売却する。金利スワップ解約精算金が発生するが、物件売却益469百万円計上により、前期比7.7%増益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,933円となる見通し。 IIF厚木ロジスティクスセンターの残り50%は、第25期(2020年1月期)に売却予定。 なお、一時的な要因を排除した巡航ベースの1口当たり分配金を2,712円と試算する。今後の目標として、物件取得によって1年後の巡航分配金2,800円を目指す。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,806百万円 | 10,310百万円 | 5.1% |
当期利益 | 4,624百万円 | 4,981百万円 | 7.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,722円 | 2,932円 | 7.7% |
1口当たり 利益超過分配金 |
1円 | 1円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
2,723円 | 2,933円 | 7.7% |
<売却> | |||
物件名称 | IIF厚木ロジスティクスセンター | ||
所在地 | 神奈川県厚木市長谷 | ||
売却額 | 2,560百万円 | ||
簿価(2019/1末時点) | 1,530百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 1,030百万円 | ||
売却日 | 2019年3月29日、2019年8月1日 | ||
売却先 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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