(2011/02/21)
産業ファンド投資法人(IIF)が第7期(平成22年12月期)決算を発表した。第7期は研究施設1棟を取得。前期の物件売却益がなくなったこと等により前期比37%減益、1口当たり分配金は10,102円となった。併せて投資口の追加発行及び物流施設5棟(うち1件は底地)の取得を発表した。発行口数は14,200口、オーバーアロットメントによる売出1,400口。これにより発行後の総投資口数は最大で20%増の94,635口を見込む。調達資金は56億円を見込み、5棟の取得資金に充当する。5棟の取得価格は計113億円。これによりIIFのポートフォリオは12%増の1,082億円となる。上記投資口追加発行及び5棟取得により、第8期(平成23年6月期)業績予想は前期比30%増益、投資口数が20%増加するも、1口当たり分配金は11,012円と前期を上回る見通し。続く第9期(平成23年12月期)は10%増益を見込み、1口当たり分配金は12,090円となる見通し。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,962百万円 | 3,196百万円 | 7.9% | 3,394百万円 | 6.2% |
当期利益 | 798百万円 | 1,042百万円 | 30.6% | 1,144百万円 | 9.8% |
分配金 (/1口) |
10,102円 | 11,012円 | 9.0% | 12,090円 | 9.8% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
IIF習志野ロジスティクスセンターⅡ(底地) | 千葉県習志野市 | 3,350百万円 | 5.70% | 合同会社インダストリアル茜浜 | |
IIF厚木ロジスティクスセンターⅡ | 神奈川県厚木市 | 3,100百万円 | 5.80% | 小田急電鉄(株) | |
IIF横浜都筑ロジスティクスセンター | 横浜市都筑区 | 2,350百万円 | 5.70% | (有)ジェイ・レップ・M | |
IIFさいたまロジスティクスセンター | さいたま市北区 | 1,490百万円 | 6.30% | 合同会社ベイサイド | |
IIF名古屋ロジスティクスセンター | 名古屋市中川区 | 1,050百万円 | 6.50% | 太平洋セメント(株) | |
合計 | 11,340百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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