(2023/02/16)
ジャパンエクセレント投資法人が、第33期(2022年12月期)決算を発表した。 第33期は、「BIZCORE渋谷」を取得、「新富町ビル」の一部を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は90.8%と前期より1.3ポイント低下した。賃貸収益や物件売却益の減少、水道光熱費の増加により、前期比14.6%減益。内部留保より243百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは36物件、資産規模(取得額合計)は2,878億円、有利子負債比率は43.7%。 第34期(2023年6月期)は、「新横浜アリーナ通りビル」を取得、「新富町ビル」の残持分を売却する。期中平均稼働率は92.9%と前期より2.1ポイント改善する想定。解約違約金収入の減少、水道光熱費及び修繕費の増加により、賃貸収益は減少するが、物件売却益の増加により、前期比1.6%増益を見込む。内部留保より186百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円と前期と同額となる見通し。 第35期(2023年12月期)は、「パシフィックスクエア千石」を売却する。期中平均稼働率は94.6%と前期予想より1.7ポイント改善する想定。賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少、水道光熱費及び支払利息の増加により、前期予想比2.7%減益を見込む。内部留保より281百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円となる見通し。 大型テナント退去が一巡し、今後は稼働率の回復を予想するが、興和川崎西口ビルの埋め戻しが遅れ、当初想定より回復が後ろ倒しとなる見通し。賃料条件緩和等によりに早期埋め戻しに注力する。 引き続き物件入替えや内部留保を活用し、分配金下限目標である1口当たり2,800円を維持する方針。
第33期実績 | 第34期予想 | 前期比 | 第35期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,699百万円 | 10,859百万円 | 1.5% | 10,980百万円 | 1.1% |
当期利益 | 3,502百万円 | 3,558百万円 | 1.6% | 3,463百万円 | ▲2.7% |
分配金総額 | 3,745百万円 | 3,745百万円 | 0.0% | 3,745百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,800円 | 2,800円 | 0.0% | 2,800円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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