(2021/11/17)
大和証券リビング投資法人が、第31期(2021年9月期)決算を発表した。 第31期は「グランカーサ住吉」等、住宅6物件を取得した。これによる賃貸収益が寄与するが、2020年の合併時に取得した物件等の固都税の増加により、前期比0.6%減益。一時差異等調整積立金より171百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,160円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは232物件、資産規模(取得額合計)は3,297億円、有利子負債比率は51.3%。 第32期(2022年3月期)は、投資口の追加発行を行い、「グランカーサ新大阪SOUTH」等、6物件を取得し、資産規模は3,430億円となる。新規物件が寄与し、前期比3.8%増益を見込む。一時差異等調整積立金より204百万円を取崩し、投資口数が3.4%増加するも、1口当たり分配金は2,180円と0.9%増となる見通し。仮に2,180円を下回る場合は、内部留保の取崩額を追加し2,180円を維持する方針。 第33期(2022年9月期)は、固定税の増加により営業利益ベースでは前期予想比減益となるが、投資口発行費用の減少により、0.7%増益を見込む。一時差異等調整積立金より171百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,180円と前期と同額を想定する。 引き続き中期目標である資産規模4,000億円、1口当たり分配金2,200円(1口当たり利益2,160円)を目指す。
第31期実績 | 第32期予想 | 前期比 | 第33期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,811百万円 | 11,228百万円 | 3.9% | 11,286百万円 | 0.5% |
当期利益 | 4,432百万円 | 4,601百万円 | 3.8% | 4,635百万円 | 0.7% |
分配金総額 | 4,604百万円 | 4,806百万円 | 4.4% | 4,806百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,160円 | 2,180円 | 0.9% | 2,180円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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