(2009/10/27)
阪急リート投資法人が保有物件2棟(うち1棟は共有持分)を売却する。保有物件の鑑定価格が想定以上に下落したことに伴い、負債比率が運用ガイドラインの上限である60%を超える可能性があることから、物件売却により負債比率の低減を図る。2棟の売却価格は計130億円。阪急電鉄本社ビルは売却損、HEPファイブは売却益が発生する。これに伴い第9期(平成21年11月期)業績予想を修正。上記2棟の売却損益を計上し、従来予想比20%減益、1口当たり分配金は11,200円となる見通し。続く第10期(平成22年5月期)業績予想を公表。売却した物件の賃貸収入がなくなる一方、前期の売却損益がなくなることにより前期予想比16%増益、1口当たり分配金は13,000円となる見通し。
<売却> | |||
物件名称 | 阪急電鉄本社ビル | ||
所在地 | 大阪市北区芝田 | ||
売却価格 | 10,200,000,000円 | ||
簿価(平成21年5月末) | 11,205,380,360円 | ||
差額(売却価格-簿価) | -1,005,380,360円 | ||
売却日 | 平成21年11月25日 | ||
売却先 | 合同会社カイロス・ファンディング | ||
物件名称 | HEPファイブ(準共有持分の一部) | ||
所在地 | 大阪市北区角田町 | ||
売却価格 | 2,870,000,000円 | ||
簿価(平成21年5月末) | 2,230,477,966円 | ||
差額(売却価格-簿価) | 639,522,034円 | ||
売却日 | 平成21年11月27日 | ||
売却先 | 阪急不動産(株) | ||
第9期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 5,928百万円 | 5,366百万円 | 10.5% |
当期利益 | 956百万円 | 1,204百万円 | ▲20.6% |
分配金(/1口) | 11,200円 | 14,100円 | ▲20.6% |
第10期予想 | |||
営業収益 | 4,864百万円 | ||
当期利益 | 1,110百万円 | ||
分配金(/1口) | 13,000円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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