(2016/07/15)
大和証券オフィス投資法人が、第21期(平成28年5月期)決算を発表した。第21期は「日廣ビル」「キリン日本橋ビル」を取得する一方、「Daiwa渋谷道玄坂ビル」「Daiwa南船場ビル」を売却。賃貸収益の増加や差引323百万円の売却益が寄与し、前期比12%増益。売却益の一部を内部留保するも、1口当たり分配金は10,508円と前期を8.5%上回った。期末のポートフォリオは50物件、資産規模(取得額合計)は4,583億円、有利子負債比率は43.3%。 併せて投資口の追加発行を発表した。発行口数は12,700口、オーバーアロットメントによる売出口数は1,300口。これにより発行後の投資口数は2.9%増の498,000口となる予定。調達額は80億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。新たに取得する物件は、都内のオフィスビル2棟、取得額は計47.42億円。 第22期(平成28年11月期)は、これら2物件に加え、6月に取得した「平和日本橋ビル」「スクエア代官山ビル」の賃貸収益、7月に売却した「Daiwa九段ビル」の売却益99百万円を計上予定。前期より売却益が減少するも、賃貸収益の増加が寄与し、前期比0.1%増益を見込み、1口当たり分配金は10,550円となる見通し。 続く第23期(平成29年5月期)1口当たり分配金は10,560円となる見通し。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,363百万円 | 12,775百万円 | 3.3% | 12,454百万円 | ▲2.5% |
当期利益 | 5,250百万円 | 5,254百万円 | 0.1% | 5,258百万円 | 0.1% |
分配金総額 | 5,085百万円 | 5,254百万円 | 3.3% | 5,258百万円 | 0.1% |
1口当たり分配金 | 10,508円 | 10,550円 | 0.4% | 10,560円 | 0.1% |
<取得> | |||||
物件名称 | 荻窪TMビル | ||||
所在地 | 東京都杉並区荻窪 | ||||
取得金額 | 3,800百万円 | ||||
想定NOI利回り | 5.0% | ||||
還元利回り | 4.2% | ||||
竣工時期 | 平成2年11月13日 | ||||
取得日 | 平成28年7月21日 | ||||
売主 | 合同会社TC1 | ||||
<取得> | |||||
物件名称 | 新宿ウエストビル | ||||
所在地 | 東京都新宿区西新宿 | ||||
取得金額 | 942百万円 | ||||
想定NOI利回り | 5.5% | ||||
還元利回り | 4.0% | ||||
竣工時期 | 平成1年3月17日 | ||||
取得日 | 平成28年7月21日 | ||||
売主 | 合同会社TC1 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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