(2019/12/13)
いちごオフィスリート投資法人が、第28期(2019年10月期)決算を発表した。 第28期は、「いちご博多イーストビル」を取得する一方、「いちごフィエスタ渋谷」を売却した。賃貸収益は増加したが、物件売却益が減少したため、前期比4.8%減益。一時差異等調整積立金より105百万円を取り崩す一方、税務上の繰越欠損金を活用し、物件売却益のうち364百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,150円となった。 期末のポートフォリオは85物件、資産規模(取得額合計)は2,032億円、有利子負債比率は48.0%。 第29期(2020年4月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期比11.5%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,122円と前期比1.3%減となる見通し。 第30期(2020年10月期)は、既存物件の増収、修繕費や融資関連費用の減少により、前期予想比1.4%増益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,151円となる見通し。 なお、目標であったグローバルインデックス組み入れが決定した。引き続き、2022年4月期までの中期目標である、1口当たり利益(巡航)2,200円、1口当たり分配金(巡航)2,269円、格付けの向上を目指す。
第28期実績 | 第29期予想 | 前期比 | 第30期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,304百万円 | 7,836百万円 | ▲5.6% | 7,913百万円 | 1.0% |
当期利益 | 3,554百万円 | 3,147百万円 | ▲11.5% | 3,191百万円 | 1.4% |
分配金総額 | 3,294百万円 | 3,252百万円 | ▲1.3% | 3,296百万円 | 1.4% |
1口当たり分配金 | 2,150円 | 2,122円 | ▲1.3% | 2,151円 | 1.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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