(2021/06/15)
ケネディクス・オフィス投資法人が、第32期(2021年4月期)決算を発表した。 第32期は、「KDX新日本橋ビル」「KDX本厚木ビル」を売却。期中平均稼働率は97.0%と前期より1.5ポイント低下。コロナ禍の長期化により稼働の回復が遅れ、想定を下回った。稼働率低下による賃貸収益の減少や物件売却損の発生により、前期比4.0%減益。423百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は15,384円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは96物件、資産規模(取得額合計)は4,401億円、有利子負債比率は43.4%。 第33期(2021年10月期)は、期中平均稼働率が96.6%、フリーレントを加味した実質的な平均稼働率は93.9%を想定。更なる稼働率低下による賃貸収益の減少、前期の物件売却益の反動減により、前期比17.9%減益を見込む。内部留保より239百万円を取崩し、1口当たり分配金は14,000円と前期に公表した予想値を維持する。 第34期(2022年4月期)における期中平均稼働率は97.3%に上昇する一方、フリーレントを加味した実質的な平均稼働率は93.6%へ低下を想定する。季節変動に伴う水光熱費収入の減少等により、前期予想比1.6%減益を見込む。内部留保より184百万円を取崩し、1口当たり分配金は13,650円となる見通し。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,301百万円 | 15,035百万円 | ▲7.8% | 14,914百万円 | ▲0.8% |
当期利益 | 7,016百万円 | 5,759百万円 | ▲17.9% | 5,665百万円 | ▲1.6% |
分配金総額 | 6,592百万円 | 5,998百万円 | ▲9.0% | 5,849百万円 | ▲2.5% |
1口当たり分配金 | 15,384円 | 14,000円 | ▲9.0% | 13,650円 | ▲2.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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