(2019/10/16)
福岡リート投資法人が、第30期(2019年8月期)決算を発表した。 第30期における物件取得はなし。ポートフォリオの用途比率の方針を変更し、商業施設を低下する一方、オフィスビルやその他の用途を高める。キャナルシティ博多の季節変動による減収や、固都税が増加する一方、前期に取得した物件の通期稼働、修繕費の減少が寄与し、前期比0.1%増益、1口当たり分配金は3,693円となった。 期末のポートフォリオは29物件、資産規模(取得額合計)は1,959億円、有利子負債比率は39.7%と前期と変動なし。 第31期(2020年2月期)は、キャナルシティ博多の季節変動による増収を見込む一方、修繕費の増加等により、前期比1.1%減益を見込み、1口当たり分配金は3,650円となる見通し。なお、韓国人旅行客の大幅減の影響を考慮し、4月に公表した業績予想から下方修正した。 第32期(2020年8月期)は、好調なオフィス市況を受け、賃料増額改定による増収を見込み、前期予想比0.8%増益、1口当たり分配金は3,680円となる見通し。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,231百万円 | 9,270百万円 | 0.4% | 9,350百万円 | 0.9% |
当期利益 | 2,939百万円 | 2,906百万円 | ▲1.1% | 2,929百万円 | 0.8% |
1口当たり分配金 | 3,693円 | 3,650円 | ▲1.2% | 3,680円 | 0.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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