(2016/08/30)
福岡リート投資法人(FRC)が、1棟取得、2棟売却を発表した。 取得する物件は、FRCの運用資産であるパークプレイス大分に隣接する、平成26年竣工のスポーツ施設。取得額は14.7億円。売り主はスポンサーである福岡地所。 一方、売却する物件は、福岡市早良区にあるイオン原SCと、福岡市中央区にある平成20年竣工のマンション。2棟の売却額は計80.2億円。イオン原SCは、テナントであるイオン九州との定期賃貸借契約満了まで残り2年半に伴い、将来のリスク回避を目的として売却を決定。簿価との差額見込が-15.5億円となり、売却損が発生するが、併せて売却するレジデンスの売却益計上によって、分配金への影響を軽減する。 これらに伴い、第24期(平成28年8月期)及び第25期(平成29年2月期)業績予想を修正。第24期は、イオン原SCの減損損失1,660百万円を計上する一方、税会不一致に伴い一時差異等調整引当金の計上によって、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,430円と、前回予想を3.7%下回る見通し。 第25期(平成29年2月期)は、物件売却益1,654百万円計上により前回予想比55%増益を見込むが、前期の一時差異等調整引当金の戻し入れによって、1口当たり分配金は3,300円となる見通し。
<取得> | |||
物件名称 | スポーツクラブNASパークプレイス大分 | ||
所在地 | 大分県大分市公園通り西 | ||
取得金額※ | 1,470百万円 | ||
鑑定NOI利回り | 6.0% | ||
還元利回り | 6.0% | ||
竣工時期 | 平成26年4月21日 | ||
取得日 | 平成28年9月1日 | ||
売主 | 福岡地所(株) | ||
<売却> | |||
物件名称 | イオン原ショッピングセンター | ||
所在地 | 福岡県福岡市早良区原 | ||
売却額 | 3,700百万円 | ||
簿価(H28/8末想定) | 5,249百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | -1,549百万円 | ||
売却日 | 平成28年9月30日 | ||
売却先 | 非開示 | ||
<売却> | |||
物件名称 | Aqualia警固 | ||
所在地 | 福岡県福岡市中央区警固 | ||
売却額 | 4,320百万円 | ||
簿価(H28/8末想定) | 2,634百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 1,686百万円 | ||
売却日 | 平成28年11月29日 | ||
売却先 | 非開示 | ||
第24期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 8,224百万円 | 8,412百万円 | ▲2.2% |
当期利益 | 902百万円 | 2,659百万円 | ▲66.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,207円 | 3,560円 | ▲66.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 2,223円 | 0円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,430円 | 3,560円 | ▲3.7% |
第25期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 9,706百万円 | 8,364百万円 | 16.0% |
当期利益 | 4,126百万円 | 2,659百万円 | 55.2% |
分配金総額 | 2,465百万円 | 2,659百万円 | ▲7.3% |
1口当たり分配金 | 3,300円 | 3,560円 | ▲7.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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