(2022/02/09)
日本ロジスティクスファンド投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は4年5ヶ月ぶり。 発行口数は28,927口。これにより発行後の投資口数は3.2%増の934,000口となる。調達額は84億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金等に充当する。 新たに取得する物件は、東北道久喜ICより2キロにある「久喜物流センター」と、首都高高島平ICより3キロにある「板橋物流センター」。2物件の取得額は計126.82億円。再開発により8月取得予定の浦安物流センターと併せ、取得後のポートフォリオ全体の規模は7%増の2,906億円となる。 これらに伴い第34期(2022年7月期)業績予想を修正。新規2物件の収益が寄与し、9月に公表した業績予想に対し4.3%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は4,920円と1.0%増加する見通し。 併せて第35期(2023年1月期)業績予想を公表。新規2物件の通期稼働、浦安物流センターの収益が寄与し、前期予想比5.5%増益を見込み、1口当たり分配金は5,190円となる見通し。 増資後の有利子負債比率は43.9%と、第32期(2021年7月期)末の44.2%より低下する見込み。 また1口当たり巡航分配金の水準は、従来より5.3%増の5,130円となり、中期目標である5,000円を達成する見込み。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
久喜物流センター (準共有持分44.5%) |
埼玉県久喜市 | 8,577百万円 | 3.90% | 東京建物(株) |
板橋物流センター | 東京都板橋区 | 4,105百万円 | 3.80% | 三井住友トラスト・ パナソニックファイナンス(株) |
合計 | 12,682百万円 | |||
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 9,560百万円 | 9,274百万円 | 3.1% | |
当期利益 | 4,595百万円 | 4,407百万円 | 4.3% | |
1口当たり分配金 | 4,920円 | 4,870円 | 1.0% | |
第35期予想 | (第34期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 10,010百万円 | 9,560百万円 | 4.7% | |
当期利益 | 4,847百万円 | 4,595百万円 | 5.5% | |
1口当たり分配金 | 5,190円 | 4,920円 | 5.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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