(2023/01/18)
平和不動産リート投資法人が、第42期(2022年11月期)決算を発表した。 第42期は、投資口の追加発行を行い「心斎橋フロントビル」等6物件を取得する一方、「グレイスビル泉岳寺前」の一部を売却した。期中平均稼働率はオフィスが98.7%、住宅が97.1%と高稼働を維持。またJCRの格付けがAA-へ向上した。賃貸収益及び物件売却益の増加により前期比11.7%増益。当期利益から124百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より44百万円を取崩し、投資口数が5.5%増加するも、1口当たり分配金は3,130円と前期比2.6%増となった。 期末のポートフォリオは120物件、資産規模(取得額合計)は2,133億円、有利子負債比率は44.9%。 第42期(2023年5月期)は、「HF今池南レジデンス」等3物件を取得する一方、「グレイスビル泉岳寺前」の残持分を売却する。住宅の繁忙期に伴う費用増や支払利息等の増加により、前期比3.2%減益を見込む。当期利益より11百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より44百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,130円と前期と同額となる見通し。 第43期(2023年11月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比15.6%減益を見込む。一時差異等調整積立金より594百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,150円と前期予想比0.6%増となる見通し。 引き続きスポンサーのパイプラインを活用した物件入替えによる含み益の確保と内部留保の活用によって、中期目標である1口当たり分配金3,300円、資産規模3,000億円を目指す。
第42期実績 | 第43期予想 | 前期比 | 第44期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,836百万円 | 7,974百万円 | 1.8% | 7,439百万円 | ▲6.7% |
当期利益 | 3,565百万円 | 3,453百万円 | ▲3.1% | 2,913百万円 | ▲15.6% |
分配金総額 | 3,485百万円 | 3,485百万円 | 0.0% | 3,508百万円 | 0.7% |
1口当たり分配金 | 3,130円 | 3,130円 | 0.0% | 3,150円 | 0.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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