(2011/02/24)
インヴィンシブル投資法人が第15期(平成22年12月期)決算を発表。第15期の運用期間は合併コストを吸収するため12ヶ月間。2月にエルシーピー投資法人と合併し、43棟を継承した。その後財務改善を目的として49棟を売却。物件売却損7,362百万円の発生により経常損失7,078百万円となるも、合併に伴う負ののれん11,843百万円により当期利益は4,757百万円。分配原資は276百万円となり、投資口5分割により1口当たり分配金は435円となった。なお、中間決算において付記した継続企業の前提に関する疑義は第15期末においても変化はなく、更に財務制限条項(負債比率が60%を超過)に抵触しているため、借入金の一部について利益喪失事由に該当。第16期(平成23年6月期)は前期の物件売却損がなくなるも、運用期間が6ヶ月となること、金融コスト等により利益は3百万円。分配原資は負ののれんより123百万円を活用し127百万円、1口当たり分配金は200円となる見通し。3月末に返済期限の借入金429億円のリファイナンスを重要課題とし、新スポンサーを最優先して検討する構え。
第15期実績 | 第16期予想 | |
営業収益 | 5,348百万円 | 2,343百万円 |
経常利益 | -7,078百万円 | 4百万円 |
当期利益 | 4,757百万円 | 3百万円 |
分配金 (/1口) |
435円 | 200円 |
※第15期当期利益:負ののれん11,843百万円を含む ※第15期運用期間は12ヶ月間、第16期運用期間は6ヶ月間 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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