(2016/11/14)
森トラスト総合リート投資法人が、第29期(平成28年9月期)決算を発表した。 第29期における物件取得はなし。御堂筋MTRビルの固都税が発生する一方、紀尾井町ビルの稼働率回復に伴う増収が寄与し、前期比2.7%増益。内部留保取崩額を当初想定より減額し、1口当たり分配金は3,570円となった。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模(取得額合計)は3,281億円、有利子負債比率は48.0%。 第30期(平成29年3月期)は、紀尾井町ビル、新横浜TECHビル、御堂筋MTRビルの増収を見込み、前期比2.1%増益を見込む。内部留保より90百万円取り崩し、1口当たり分配金は3,600円となる見通し。 第31期(平成29年9月期)は、7月にイトーヨーカドー新浦安店のテナント退去を予定。これにより前期予想比1.7%減益を見込むが、内部留保より210百万円を取り崩し、1口当たり分配金は3,600円と変わらない見通し。 なお、イトーヨーカドー新浦安店の退去後は、次テナントの誘致、又はスポンサー等への売却による再開発の両方を検討し、年明けに具体的な方針を決定する予定。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,658百万円 | 8,869百万円 | 2.4% | 8,845百万円 | ▲0.3% |
当期利益 | 4,596百万円 | 4,691百万円 | 2.1% | 4,609百万円 | ▲1.7% |
分配金総額 | 4,712百万円 | 4,752百万円 | 0.8% | 4,752百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 3,570円 | 3,600円 | 0.8% | 3,600円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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