(2019/04/15)
日本リテールファンド投資法人が、第34期(2019年2月期)決算を発表した。 第34期は「Gビル南青山03」等3物件を取得。これによる収益が寄与する一方、震災に伴う修繕費、川崎ルフロンのリニューアル費用の発生、前期の物件売却益がなくなったことにより、前期比4.6%減益。内部留保より492百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,430円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは101物件、資産規模(取得額合計)は9,057億円、有利子負債比率は45.1%。 第35期(2019年8月期)は「m-シティ柏」を取得、「大阪心斎橋8953ビル」「イオン仙台中山」、更に1物件を売却予定。川崎ルフロンの減収やリニューアル費用を見込む一方、物件売却益3,867百万円計上に伴い、前期比6.2%増益を想定。一時差異等調整積立金より31百万円を加算する一方、物件売却益のうち227百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,430円となる見通し。 第36期(2020年2月期)は、前期の物件売却益がなくなることや、川崎ルフロンのリニューアルにより、前期予想比10.1%減益を想定。内部留保より994百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,430円となる見通し。 なお、川崎ルフロンのリニューアル工事は第37期(2020年8月期)に完了の見込み。 引き続きサブ資産を売却、コア資産の取得によって、物件入替えを進めていく予定。
第34期実績 | 第35期予想 | 前期比 | 第36期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 30,680百万円 | 34,323百万円 | 11.9% | 29,878百万円 | ▲13.0% |
当期利益 | 11,105百万円 | 11,793百万円 | 6.2% | 10,603百万円 | ▲10.1% |
分配金総額 | 11,597百万円 | 11,597百万円 | 0.0% | 11,597百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,430円 | 4,430円 | 0.0% | 4,430円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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