(2016/10/13)
日本リテールファンド投資法人が、第29期(平成28年8月期)決算を発表した。 第29期は「Gビル銀座中央通り01」等、都市型商業施設3棟を取得する一方、「イオンモール東浦」等、郊外型商業施設3棟、底地1件を売却。「イオンモール東浦」等の売却益62億円が発生する一方、「岸和田カンカンベイサイドモール」の売却損52億円、大口テナントの賃料減額に伴う特別損失計上により、前期比0.8%減益。内部留保より25百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,250円と前期を1.2%上回った。 期末のポートフォリオは93物件、資産規模(取得額合計)は8,485億円、有利子負債比率は44.3%。 第30期(平成29年2月期)は「Gビル高田馬場01」等2棟の取得、「イオンモール香椎浜」の売却を行う。この入替えに伴いポートフォリオ全体における都市型商業施設の割合は44.5%へ上昇する一方、郊外型商業施設の割合は55.5%へ低下する。 前期の売却損益がなくなることや修繕費が増加する一方、「イオンモール香椎浜」の売却益13億円、前期に計上した特別損失がなくなることから、前期比5.3%増益を見込む。543百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,250円となる見通し。 続く第31期(平成29年8月期)は、前期の売却益がなくなるため、前期予想比5.4%減益を見込むが、内部留保より66百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,250円となる見通し。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 37,078百万円 | 31,631百万円 | ▲14.7% | 30,069百万円 | ▲4.9% |
当期利益 | 10,820百万円 | 11,389百万円 | 5.3% | 10,779百万円 | ▲5.4% |
分配金総額 | 10,846百万円 | 10,846百万円 | 0.0% | 10,846百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,250円 | 4,250円 | 0.0% | 4,250円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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