(2016/04/14)
日本リテールファンド投資法人が、第28期(平成28年2月期)決算を発表した。第28期は、投資口の追加発行を行い「Gビル吉祥寺02」等都市型商業施設を中心に11物件を取得する一方、イオン5物件を売却。これにより都市型商業施設の保有割合が前期の23.9%から41.4%へ上昇。河原町オーパの訴訟和解金242百万円が発生するも、イオン5物件の売却益989百万円が寄与し、前期比1.7%増益。物件売却益のうち193百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,200円となった。期末のポートフォリオは94物件、資産規模(取得額合計)は8,524億円、有利子負債比率は42.2%。第29期(平成28年8月期)は「Gビル銀座中央通り01」等4物件を取得する一方、「イオンモール香椎浜」を一部売却。物件売却益の減少や大規模リニューアルによる固定資産除却損の増加により、前期比2.1%減益を見込むが、内部留保より163百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,250円と前期を1.2%上回る見通し。続く第30期(平成29年2月期)は、修繕費が増加する一方、物件売却益の増加により、前期予想比5.5%増益を見込むが、428百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,250円と前期予想と同水準となる見通し。
第28期実績 | 第29期予想 | 前期比 | 第30期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 32,017百万円 | 31,574百万円 | ▲1.4% | 32,297百万円 | 2.3% |
当期利益 | 10,912百万円 | 10,682百万円 | ▲2.1% | 11,275百万円 | 5.6% |
分配金総額 | 10,719百万円 | 10,846百万円 | 1.2% | 10,846百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,200円 | 4,250円 | 1.2% | 4,250円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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