(2023/02/15)
日本ビルファンド投資法人が、第43期(2022年12月期)決算を発表した。 第43期は、「豊洲ベイサイドクロスタワー」を取得する一方、「東陽町センタービル」等3物件を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は95.9%と前期より0.4ポイント低下。これらに伴う賃貸収益や物件売却益の減少、また水道光熱費の増加により、前期比20%減益となった。差引き727百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は11,500円と前期比14.7%減となった。 期末のポートフォリオは71物件、資産規模(取得額合計)は1兆4,516億円、有利子負債比率は42.2%。 第44期(2023年6月期)は、引き続き物件入替えを行い、「飯田橋グラン・ブルーム」及び「豊洲ベイサイドクロスタワー」を追加取得する一方、「新川崎三井ビルディング」を売却する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.1%と6期ぶりに反発する想定。賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少、固都税等の増加により、前期比5.5%減益を見込む。内部留保より差引き379百万円を取崩し、1口当たり分配金は11,500円となる見通し。 第45期(2023年12月期)は、期中平均稼働率96.1%と前期予想と同水準を想定する。前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比9.9%減益を見込む。内部留保より2,282百万円を取崩し、1口当たり分配金は11,500円と分配金下限目標である11,500円を維持する見通し。 大型テナントの退去が一巡したことにより、今後は巡航稼働率97%台を目指す。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 47,366百万円 | 46,923百万円 | ▲0.9% | 45,573百万円 | ▲2.9% |
当期利益 | 20,288百万円 | 19,183百万円 | ▲5.4% | 17,279百万円 | ▲9.9% |
分配金総額 | 19,561百万円 | 19,561百万円 | 0.0% | 19,561百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 11,500円 | 11,500円 | 0.0% | 11,500円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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