(2022/10/18)
タカラレーベン不動産投資法人が、第9期(2022年8月期)決算を発表した。 第9期は物件入替えを継続し、「TLRレジデンス川崎大師」等、住宅3物件を取得する一方、「中央博労町ビル」を売却した。物件売却益248億円が寄与するも、売却した物件の賃貸収入減、固都税や資産運用報酬の増加により、前期比4.1%減益。1口当たり分配金は3,008円となった。 期末のポートフォリオは48物件、資産規模(取得額合計)は1,135億円、有利子負債比率は47.6%。 第10期(2023年2月期)は、投資口の追加発行を行い、「ラグゼナ北千住」等9物件を取得、「ホテルサンシャイン宇都宮」等2物件を売却する。旗艦物件であるNTビルは大型退去により期中稼働率55.9%を当初想定していたが、リーシングが進捗し87.8%へ改善する予定。新規物件の収益が寄与するが、売却益の減少により、前期比6.8%減益を見込む。内部留保より120百万円を取崩すが、投資口数11%増により、1口当たり分配金は2,710円と9.9%減となる見通し。 第11期(2023年8月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比0.6%減益を見込む。内部留保より31百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は2,554円と前期予想比5.8%減となる見通し。 中期的な巡航分配金目標として、内部成長により1口当たり3,300円、更に公募増資と伴う物件取得により1口当たり3,500円を掲げる。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,545百万円 | 3,495百万円 | ▲1.4% | 3,478百万円 | ▲0.5% |
当期利益 | 1,726百万円 | 1,610百万円 | ▲6.7% | 1,599百万円 | ▲0.7% |
分配金総額 | 1,729百万円 | 1,730百万円 | 0.1% | 1,630百万円 | ▲5.8% |
1口当たり分配金 | 3,008円 | 2,710円 | ▲9.9% | 2,554円 | ▲5.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。