(2021/06/15)
投資法人みらいが、第10期(2021年4月期)決算を発表した。 第10期は、物件入替えを促進し、「カインズモール彦根」の底地等4物件を取得する一方、「ヒルコート東新宿」等3物件を売却した。ポートフォリオの54.5%を占めるオフィスビルの期末稼働率は97.3%と前期より1.4ポイント低下した。物件売却益の減少、ホテルや商業施設の賃料減免等により、前期比12.8%減益。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,247円となった。 期末のポートフォリオは34物件、資産規模(取得額合計)は1,539億円、有利子負債比率は48.6%。 第11期(2021年10月期)は、前期の物件売却益がなくなることやオフィスの減収を想定するが、商業施設やホテルの収益回復により、前期比1.1%増益を見込み、1口当たり分配金は1,260円となる見通し。 第12期(2022年4月期期)は、ホテルや商業施設の減免リスクを保守的に見積もる一方、BizMiix淀屋橋の用途変更やミ・ナーラのリニューアルによる収益増加が寄与し、1口当たり分配金は1,260円と前期予想と同水準となる見通し。 アフターコロナを見据え、第13期(2022年10月期)以降の中期経営計画の策定を検討し、1口当たり分配金1,400円台回復を目指す意向。
第10期実績 | 第11期予想 | 前期比 | 第12期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,973百万円 | 5,104百万円 | 2.6% | 5,026百万円 | ▲1.5% |
当期利益 | 2,072百万円 | 2,095百万円 | 1.1% | 2,093百万円 | ▲0.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,238円 | 1,260円 | 1.8% | 1,260円 | 0.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 9円 | 0円 | ▲100.0% | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
1,247円 | 1,260円 | 1.0% | 1,260円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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