(2021/07/20)
大江戸温泉リート投資法人が、第10期(2021年5月期)決算を発表した。 第10期における物件取得はなし。2回目及び3回目の緊急事態宣言により、全ての保有物件が一時休館したため、客室稼働率は28.1%(前年同期比27.8ポイント低下)、Revper(客室当たり売上げ)は8,398円(前年同期比44.8%減)。第10期は、2020年3月~2021年2月の年間業績が基準となるため、前期に引き続き変動賃料は発生せず、固定賃料のみとなった。前期の物件売却益の反動減により、前期比1.6%減益、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,970円となった。 期末のポートフォリオは14物件、資産規模(取得額合計)は360億円、有利子負債比率は38.4%。 第11期(2021年11月期)は、引き続き変動賃料を見込まない。スポンサー及びテナントである大江戸温泉グループの財務状況やコロナ禍の動向を反映し、リファイナンスが短期化及びコストが上昇。金融費用や鑑定費用の増加により、前期比8.2%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,810円となる見通し。 第12期(2022年5月期)も変動賃料は見込まない前提。金融費用が減少する一方、固都税減少による第二賃料の減少、投資主総会費用発生により、前期予想比0.6%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,799円となる見通し。
第10期実績 | 第11期予想 | 前期比 | 第12期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,348百万円 | 1,343百万円 | ▲0.4% | 1,337百万円 | ▲0.4% |
当期利益 | 459百万円 | 421百万円 | ▲8.3% | 419百万円 | ▲0.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,952円 | 1,792円 | ▲8.2% | 1,781円 | ▲0.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 18円 | 18円 | 0.0% | 18円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
1,970円 | 1,810円 | ▲8.1% | 1,799円 | ▲0.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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