(2021/02/18)
マリモ地方創生リート投資法人が、第9期(2020年12月期)決算を発表した。 第9期における物件取得はなし。前期に取得した物件の通期稼働により、前期比2.4%増益。減価償却費の26%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,546円と前期比1.5%増となった。 期末のポートフォリオは31物件、資産規模(取得額合計)は299億円、有利子負債比率は48.6%。地方の商業施設と住宅が主要ポートフォリオであるため、コロナ禍及びインバウンドによる業績への影響は限定的。 併せて、名古屋の住宅を取得することを発表した。 物件は、名古屋市営地下鉄浅間町駅より徒歩3分に位置する、2020年2月竣工、11階建の単身者向けマンション。スポンサーであるマリモが開発した。取得額は4.95億円。 第10期(2021年6月期)は、上記物件の収益や、MRRおおいたのテナント解約金収入が発生するが、固都税や修繕費の増加により、前期比1.6%減益を見込む。減価償却費の27.4%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,529円となる見通し。 第11期(2021年12月期)は、前期の解約違約金がなくなることや修繕費の増加により、前期予想比7.0%減益を見込む。減価償却費の29.9%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,357円となる見通し。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,281百万円 | 1,308百万円 | 2.1% | 1,290百万円 | ▲1.4% |
当期利益 | 478百万円 | 471百万円 | ▲1.5% | 438百万円 | ▲7.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,136円 | 3,086円 | ▲1.6% | 2,871円 | ▲7.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 410円 | 443円 | 8.0% | 486円 | 9.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,546円 | 3,529円 | ▲0.5% | 3,357円 | ▲4.9% |
<取得> | |||||
物件名称 | アルティザ浅間町 | ||||
所在地 | 愛知県名古屋市西区新道 | ||||
取得金額 | 495百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 5.1% | ||||
還元利回り | 4.8% | ||||
竣工時期 | 2020年2月10日 | ||||
取得日 | 2021年2月26日 | ||||
売主 | (株)マリモ |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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