(2023/04/18)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第15期(2023年2月期)決算を発表した。 第15期は、「プラウドフラット根津谷中」を取得する一方、「野村不動産東日本橋ビル」等、オフィスビル1物件、住宅8物件の計9物件を売却した。水道光熱費や修繕費が増加するも、物件売却益1,638百万円が寄与し、前期比3.3%増益。のれん償却費2,622百万円を加算する一方、売却益より954百万円を内部留保とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,312円と前期より0.4%増となった。 期末のポートフォリオは293物件、資産規模(取得額合計)は1兆863百万円、有利子負債比率は43.7%。 第16期(2023年8月期)は、引き続き物件入替えを行い、「Landport東雲・安田倉庫」等物流施設1物件、都市型商業施設1物件、住宅3物件、ヘルスケア施設4物件の計9物件を取得する一方、「野村不動産東日本橋ビル」の残持分等12物件を売却する。物件売却益4,689百万円が寄与し、前期比20.7%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円を加算する一方、物件売却益より3,407百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,402円と前期比2.7%増となる見通し。 第17期(2024年2月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比26.2%減益を見込む。のれん償却費2,622百万円を加算、更に内部留保より759百万円を取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,351円と前期予想比1.5%減となる見通し。 引き続きオフィスを中心に売却し、スポンサー開発物件に入替えを行い、売却益計上による分配金の維持向上を目指す方針。
第15期実績 | 第16期予想 | 前期比 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 39,986百万円 | 44,042百万円 | 10.1% | 39,112百万円 | ▲11.2% |
当期利益 | 13,948百万円 | 16,829百万円 | 20.7% | 12,422百万円 | ▲26.2% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
15,616百万円 | 16,041百万円 | 2.7% | 15,800百万円 | ▲1.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,958円 | 3,402円 | 15.0% | 2,795円 | ▲17.8% |
1口当たり利益超過分配金 | 354円 | 0円 | ▲100.0% | 556円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,312円 | 3,402円 | 2.7% | 3,351円 | ▲1.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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