(2016/05/26)
野村不動産マスターファンド投資法人(NMF)とトップリート投資法人(TOP)が合併することを発表した。NMFにとっては、平成27年10月の野村不動産グループ3投資法人の合併に引き続き2件目の合併となる。NMFが存続投資法人となり、9月1日付でTOPを吸収合併する。これによりNMFの資産規模は9,331億円(TOPの資産の受入価格を1,377億円と想定)となり、J-REIT全体で2番目の規模になる予定。合併比率は、TOPの投資口1口に対し、NMFの投資口2.62口を割り当てる。また合併により発生する正ののれんを23,460百万円と試算し、20年間にわたって定額法により償却する。一方、TOPは8月29日に上場廃止となる。TOPは平成24年に旧・新日鉄都市開発がスポンサーから離脱後、物件取得パイプラインがなく、外部成長が課題であった。これらに伴い、本合併後のNMFの第3期(平成29年2月期)業績予想を発表。TOPからの受入資産19棟及び物流施設1棟取得を反映し、前期予想比14.7%増収となるが、合併費用1,377百万円計上等により1%減益を見込む。のれん償却費等の合併費用相当額を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,904円となる見通し。
第3期予想 | (第2期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 34,493百万円 | 30,062百万円 | 14.7% |
当期利益 | 8,244百万円 | 8,329百万円 | ▲1.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を除く) |
1,872円 | 2,237円 | ▲16.3% |
1口当たり利益超過分配金 | 1,032円 | 523円 | 97.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
2,904円 | 2,760円 | 5.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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