(2016/04/14)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第1期(平成28年2月期)決算を発表した。(旧)野村不動産マスターファンド投資法人、野村不動産オフィスファンド投資法人、野村不動産レジデンシャル投資法人の新設合併により、総合型REITとして2015年10月1日に設立、10月2日に東証に上場した。旧3投資法人より計257物件を受け入れ、その後4棟を取得。合併により生じた正ののれん77,875百万円を資産に計上し、20年間にわたり定額で償却する。第1期の運用期間は5ヶ月間。上場時の業績予想に対し、賃貸収入の増加、修繕費や金融費用の減少等により、11.4%増益。のれん償却費1,622百万円、合併報酬2,590百万円、繰延ヘッジ損失2,867百万円の合計7,079百万円を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,219円となった。期末のポートフォリオは261物件、資産規模(取得額合計)は7,926億円、有利子負債比率は43.4%となった。第2期(平成28年8月期)は「PMO田町」等6棟を取得する一方、8棟を売却。運用期間が6ヶ月となることや前期の合併費用がなくなるため、前期比105.8%増益を見込む。のれん償却費相当額1,946百万円を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,760円となる見通し。中期的な運用方針として、ポートフォリオを入替え、オフィスビルを中心に賃料上昇による内部成長を目指す。
第1期実績 | 第2期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 24,313百万円 | 30,062百万円 | 23.6% |
当期利益 | 4,048百万円 | 8,329百万円 | 105.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
317円 | 2,237円 | 605.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 1,902円 | 523円 | ▲72.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,219円 | 2,760円 | 24.4% |
※第1期の運用期間は、2015/10/1~2016/2/29の152日間 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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