(2021/07/12)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、公募と第三者割当による投資口の追加発行を同時に行う。第三者割当増資は1年ぶり、公募増資は3年ぶり。 公募による発行口数は57,868口、スポンサーである大和証券グループ本社及びサムティを割当先とする第三者割当による発行口数は70,339口、更にオーバーアロットメントによる売出口数は2,893口。 これにより発行後の投資口数は20.5%増の770,400口となる予定。 第三者割当の発行価格は公募価格と同額とする。調達額は157億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は、「S-FORT警固タワー」等、地方都市を中心に住宅24物件、取得額は計255.65億円。取得後のポートフォリオ全体の規模は21.6%増の1,438億円となる。 これらに伴い第13期(2022年1月期)業績予想を修正。上記24物件の収益が寄与し、3月に公表した業績予想に対し24.6%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり利益分配金は3.4%増となる見込み。減価償却費の31.4%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,751円と2.9%増となる見通し。期末の有利子負債比率は50.5%と、第12期(2021年7月期)の50.8%想定から低下する見込み。 併せて第14期(2022年7月期)業績予想を発表。固都税や修繕費の増加により、前期予想比2.9%減益を見込む。減価償却費の28%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,642円と前期比4.0%減となる見通し。 なお、第三者割当増資後のスポンサーの保有比率は、大和証券グループ本社及び子会社である大和PIパートナーズが計40.15%、サムティが13.50%とそれぞれ変わらず、引き続き導管性要件を充足する。
第13期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 4,843百万円 | 4,024百万円 | 20.4% |
当期利益 | 1,825百万円 | 1,465百万円 | 24.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,369円 | 2,291円 | 3.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 382円 | 382円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,751円 | 2,673円 | 2.9% |
第14期予想 | (第13期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 4,945百万円 | 4,843百万円 | 2.1% |
当期利益 | 1,772百万円 | 1,825百万円 | ▲2.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,300円 | 2,369円 | ▲2.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 342円 | 382円 | ▲10.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,642円 | 2,751円 | ▲4.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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