(2022/04/14)
ヒューリックリート投資法人が、第16期(2022年2月期)決算を発表した。 第16期は、投資口の追加発行を行い「ヒューリック麹町ビル」等4物件を取得する一方、「ヒューリック新宿三丁目ビル」の一部を売却した。ポートフォリオの65.8%を占めるオフィスの期中平均稼働率は96.7%と前期比1.1ポイント低下した。賃貸収益及び物件売却益の増加により、前期比7.5%増益。分配金の安定化を目的に業績予想に対する上振れ161百万円を内部留保とし、投資口数が6.4%増加するも、1口当たり分配金は3,600円と前期比1.4%増となった。 期末のポートフォリオは62物件、資産規模(取得額合計)は3,801億円、有利子負債比率は44.4%。 第17期(2022年8月期)は、「グランダ学芸大学」を取得、「ヒューリック新宿三丁目ビル」の持分残を売却する。オフィスの期中平均稼働率は96.7%と前期から変動ない想定。前期に取得した物件の通期稼働により、前期比1.9%増益を見込む。物件売却益のうち120百万円を内部留保とするも、1口当たり分配金は3,700円と前期比2.8%増となる見通し。 第18期(2023年2月期)は、オフィスのテナント解約発生により、期中平均稼働率95.7%と前期予想より1.0ポイント低下する想定。これによる賃貸収益の減少、前期の物件売却益がなくなること等から、前期予想比10.4%減益を見込む。稼働率低下による減収分として内部留保より128百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,480円となる見通し。 当面は銀行店舗ビルと有料老人ホーム等の収益安定性の高い物件を中心に取得する方針。
第16期実績 | 第17期予想 | 前期比 | 第18期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,006百万円 | 11,414百万円 | 3.7% | 10,460百万円 | ▲8.4% |
当期利益 | 5,345百万円 | 5,448百万円 | 1.9% | 4,882百万円 | ▲10.4% |
分配金総額 | 5,184百万円 | 5,328百万円 | 2.8% | 5,010百万円 | ▲6.0% |
1口当たり分配金 | 3,600円 | 3,700円 | 2.8% | 3,480円 | ▲5.9% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。