(2022/01/17)
日本プロロジスリート投資法人が、第18期(2021年11月期)決算を発表した。 第18期における物件取得はなし。前期に取得した物件の通期稼働により、前期比3.7%増益。減価償却費の30%相当額より特別利益の一部を差し引いた1,763百万円を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,945円と前期比2%増となった。 期末のポートフォリオは52物件、資産規模(取得額合計)は7,583億円、有利子負債比率は37.6%。 第19期(2022年5月期)は、投資口の追加発行を行い「プロロジスパーク猪名川2」等3物件を取得。また火災により再開発を行っていたプロロジスパーク岩沼1を4月に取得予定。プロロジスパーク習志野5のテナント入替え等により期中平均稼働率は97.6%と前期より1.2ポイント低下を想定する。稼働率低下による減収、固都税や投資口発行費用が増加するが、新規物件が寄与し、前期比0.5%増益を見込む。一方、投資口数3.4%増加により、1口当たり利益分配金は2.8%減となる。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,869円となる見通し。期末の有利子負債は37.9%を想定。 第20期(2022年11月期)は、期中平均稼働率が98.3%に上昇する想定。これにより前期予想比0.5%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,901円となる見通し。 引き続きスポンサーのプロロジス・グループの開発物件を取得し、年間500億~600億円の外部成長を目指す。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 25,410百万円 | 26,793百万円 | 5.4% | 27,484百万円 | 2.6% |
当期利益 | 11,003百万円 | 11,058百万円 | 0.5% | 11,111百万円 | 0.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
4,262円 | 4,141円 | ▲2.8% | 4,161円 | 0.5% |
1口当たり利益超過分配金 | 683円 | 728円 | 6.6% | 740円 | 1.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
4,945円 | 4,869円 | ▲1.5% | 4,901円 | 0.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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