(2021/09/15)
コンフォリア・レジデンシャル投資法人が、第22期(2021年7月期)決算を発表した。 第22期は、投資口の追加発行を行い、「コンフォリア大宮」等、住宅4物件を取得する一方、「コンフォリア新大阪」を売却した。期中平均稼働率は95.5%と前期比0.4ポイント改善。若年層の都内への転入減少傾向を背景にシングルタイプを中心に稼働が低下し4月の稼働率は94.5%まで低下したが、募集条件を緩和し7月は95.7%まで回復した。賃貸収益の増加、物件売却益1,350百万円が寄与し、前期比27.3%増益。売却益のうち881百万円を内部留保とし、投資口数が3.2%増加するも、1口当たり分配金は5,872円と前期比8.5%増となった。 期末のポートフォリオは140物件、資産規模(取得額合計)は2,615億円、有利子負債比率は50.1%。 第23期(2022年1月期)は、平均稼働率95.4%を想定。前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比28.3%減益を見込む。内部留保より214百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,430円となる見通し。 第24期(2022年7月期)も、平均稼働率95.4%を想定する。投資口発行費用や支払利息の減少により、前期比0.2%増益を見込む。内部留保より117百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,300円となる見通し。仮に下振れした場合は、内部留保を充当することで5,300円を維持する意向。 コロナ禍の影響により1口当たり巡航分配金は5,100円に低下したが、外部成長によって、1口当たり巡航分配金5,500円及び資産規模3,000億円を目指す。
第22期実績 | 第23期予想 | 前期比 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,770百万円 | 9,384百万円 | ▲12.9% | 9,439百万円 | 0.6% |
当期利益 | 4,950百万円 | 3,548百万円 | ▲28.3% | 3,555百万円 | 0.2% |
分配金総額 | 4,069百万円 | 3,762百万円 | ▲7.5% | 3,672百万円 | ▲2.4% |
1口当たり分配金 | 5,872円 | 5,430円 | ▲7.5% | 5,300円 | ▲2.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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