(2022/04/13)
GLP投資法人が、第20期(2022年2月期)決算を発表した。 第20期は、「GLP福崎」の一部を売却。前期に取得した物件の通期稼働や物件売却益の増加により、経常利益ベースでは前期比10%増益となったが、GLP舞洲Ⅱの火災による建物滅失として特別損失4,417百万円計上により、当期利益は前期比27.6%減益。減価償却費の30%相当額の出資払戻しに加え、特別損失計上による税会不一致を回避するため一時差異等調整引当金4,414百万円を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,169円となった。 期末のポートフォリオは86物件、資産規模(取得額合計)は7,800億円、有利子負債比率は44.3%。 第21期(2022年8月期)は、「GLP福崎」の残持分を売却。これによる賃貸収入の減少、固都税やリーシング費用の増加等により、経常利益ベースでは前期比9.8%減益となるが、GLP舞洲Ⅱの火災保険金収入4,800百万円を特別利益に計上、また前期の特別損失がなくなることから、当期利益は前期比88.6%増益を見込む。減価償却費の30%相当額の利益超過分配を行う一方、前期に計上した一時差異等調整引当額4,414百万円の戻入れを行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,021円となる見通し。 第22期(2023年2月期)は、GLP舞洲Ⅱの利益保険231百万円を特別利益に計上するが、前期の物件売却益や火災保険金収入がなくなるため、前期比35%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,604円となる見通し。
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | 第22期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 24,786百万円 | 24,608百万円 | ▲0.7% | 22,600百万円 | ▲8.2% |
経常利益 | 12,937百万円 | 11,667百万円 | ▲9.8% | 10,195百万円 | ▲12.6% |
当期利益 | 8,519百万円 | 16,066百万円 | 88.6% | 10,426百万円 | ▲35.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,898円 | 2,594円 | 36.7% | 2,322円 | ▲10.5% |
1口当たり利益超過分配金 | 1,271円 | 427円 | ▲66.4% | 282円 | ▲34.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,169円 | 3,021円 | ▲4.7% | 2,604円 | ▲13.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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