(2022/01/14)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第20期(2021年11月期)決算を発表した。 第20期は、投資口の追加発行を行い「キュープラザ新宿三丁目」等4物件を取得する一方、「東急プラザ赤坂」を売却した。オフィスの稼働率は96.7%と前期より1.2ポイント低下。新規物件の賃貸収益や物件売却益250百万円が寄与し、前期比6.9%増益となった。53百万円を内部留保とし、投資口数6.7%増により、1口当たり分配金は9,360円と前期比0.4%減となった。なお、8月時点では増資に伴う1口当たり分配金減少の影響を回避するため利益超過分配を行う予想であったが、収益の増加や財務コストの減少により当期利益が想定を上回ったため、利益超過分配を行わない。 期末のポートフォリオは47物件、資産規模(取得額合計)は5,480億円、有利子負債比率は46.0%。 第21期(2022年5月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、物件売却益がなくなることやオフィスの稼働低下により、前期比1.0%減益を見込む。1口当たり分配金は9,325円となる見通し。 第22期(2022年11月期)は、汐留ビルディング(共有持分35%)の36.7%を占めるNTTコミュニケーションズが6月に退去する予定。また現時点で決定していないが、保有物件を売却する予定であり、売却益195百万円が発生する想定。売却益を織り込んだ上で、前期予想比1.2%減益となり、1口当たり分配金は9,210円となる見通し。 第22期以降は、物件入替えによる売却益を活用し、1口当たり分配金9,200円以上を維持する方針。
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | 第22期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,646百万円 | 15,271百万円 | ▲2.4% | 15,520百万円 | 1.6% |
当期利益 | 7,753百万円 | 7,672百万円 | ▲1.0% | 7,578百万円 | ▲1.2% |
分配金総額 | 7,700百万円 | 7,672百万円 | ▲0.4% | 7,578百万円 | ▲1.2% |
1口当たり分配金 | 9,360円 | 9,325円 | ▲0.4% | 9,210円 | ▲1.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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