1月15日週のニュース概観
(写真/iStock)
1月15日、株式会社大和証券グループ本社(以下、大和証券)が住居特化型J-REITサムティ・レジデンシャル投資法人の運営にサブ・スポンサーとして参加することが明らかになった(メイン・スポンサーは従来通りサムティ株式会社)。
大和証券とサムティ・レジデンシャル投資法人の発表をまとめると、2月1日付で大和証券はサムティ・レジデンシャル投資法人の第三者割当増資を引き受けるとともに、同投資法人の資産運用会社であるサムティアセットマネジメント株式会社の株式を取得する。
この第三者割当増資引受けと株式取得により、大和証券はサムティ・レジデンシャル投資法人の投資口35.41%を保有する最大投資主となり、サムティアセットマネジメントについては株式33%を保有する第2位株主となる(さらにサムティアセットマネジメントへはサポート契約に基づき非常勤取締役1名を派遣する)。
大和証券は既にJ-REITでは大和証券オフィス投資法人、日本賃貸住宅投資法人、日本ヘルスケア投資法人、私募REITでは大和証券レジデンシャル・プライベート投資法人と計4つの投資法人のスポンサーとなっているが、そこに今回サブとはいえ新たにサムティ・レジデンシャル投資法人の運営にも携わることになった。気になるのは市場の反応だが、当該発表の翌営業日16日のサムティ・レジデンシャル投資法人終値は全営業日比1.28%上昇の94,400円をつけており、市場からは概ね好意的に評価されたようだ。
今後、関与する投資法人を5つに増やした大和証券が再編に乗り出してくるか否か非常に注目される。
1月15日週の物件動向だが、主なものとして以下の3件の発表があった。
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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