2016年03月02日

【前編】<今注目のJ-REITが集結する>J-REITファン2016 報告

個別レポート報告

2016年2月20日(土)東京証券取引所にて「JREITファン2016」が開催され、参加させていただきましたので講演内容や会場の状況などの報告をさせていただきます。

当日はあいにくの雨で投資家の方々の参加が心配されましたが、各会場の講演会はほぼ満員となり、市況などの影響もありREITへの関心の高さが感じられました。
昨年の10月に開催されたJリートフェア2015には参加されてなかった投資法人もあり、Jリートフェア2015に参加された投資家の方にも一度に多くの情報収集できる場としてとても有効ではないかと思います。
今回は3つの講演会・トークセッション、5つのリート説明会に参加いたしました。

JREITファン2016

1.講演会・トークセッション

基調講演「Jリート投資において押さえておきたいポイント」
東京証券取引所上場推進部長の横田雅之氏を講師として200名ほどが入る第1会場で行われました。同時にサテライトが80名ほど入る第2会場、第3会場にそれぞれ流されたのですが、どの会場も満員となる非常な盛況でした。
内容は最近の活況ではじめてJリートに興味を持った投資家を意識し、投資する前や投資する際に投資法人のどこに注目し、情報をどのように集めればよいのかという点にフォーカスしたものでした。
まず「J-REIT投資のポイント」として、安定した高利回りの分配金というJリートの魅力と各種リスクを説明した上で余計な危険性を極力避けるために、資金の借入れや公募増資による資金調達と物件取得のサイクルが円滑に回っているか、取得した物件の賃料収入増大や運営費用削減に成功しているかに着目することが重要という話がされました。

続いて「Jリートの情報活用法」として、投資判断のための情報を得る手段として、東証の適時開示サービスや各投資法人のIR情報が紹介され、そこに載っている情報から如何に分配金の安定性や保有不動産、負債の状況を把握していくかという具体的な説明が行われました。特に資産運用報告書はJリート特有の開示資料ということもあり、その利用の仕方について熱心にメモを取る人も見られました。
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決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
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